犬の炎症性腸疾患:IBD

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炎症性腸疾患はIBD(inframmatory bowel disease)と呼ばれる、ひどい嘔吐や下痢を起こす病気です。

一時的な下痢や嘔吐ではなく、一般的に行われる下痢や嘔吐の治療に反応しない場合鑑別診断の一つにIBDが挙げられます。

診断

血液検査は特に以上ありませんが、脱水を示す所見や白血球が増加したり、逆に下がっていることも稀にあります。

CRPという炎症を起こす値は上がっていることが多いです。

症状として*これといった病気ではないのに下痢や嘔吐が対症療法では治らない、プレドニゾロンなどの免疫抑制剤で良くなる。

最終的には内視鏡検査を行い(可能であればCT検査も行い他の要因を除外しておく)、胃,小腸、大腸の粘膜を採取して病理検査で炎症性病変があるかどうかで判断します。

*似たような症状を起こす病気として、膵外分泌不全、膵炎、甲状腺機能亢進症、アジソン病、肝胆道系疾患、腫瘍疾患、イレウスなどを除外しておく必要があります。

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治療

病理検査は結果が出るのに通常数日かかるので、炎症性腸炎を強く疑うのであれば、まずプレドニゾロンを使用する。

プレドニゾロンは教科書的には1日2mg/kgと書いてあるが、1日1mg/kgで投与しても効果が出るものが多い。

嘔吐や下痢があるときは飲み薬の吸収が悪くなるので、最初の投与は点滴を行い脱水をある程度補正したら注射でプレドニゾロンを打ちましょう。

プレドニゾロンは徐々に減らしていくのですが、最初はお水をよく飲んでおしっこも多くなります。

腸内細菌に対する過剰な反応の結果としてIBDが発症している可能性もあるため、メトロニダゾールやタイロシンを投与し悪玉の腸内細菌を抑えます。

 

食事も低アレルギー性のほうがいいでしょう。

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予後

治療を始めた初期の段階で下痢や嘔吐が治まっているなら、経過は良好です。

ただ薬を生涯続けないといけない場合もあります。

治療を開始しても症状が良くならない場合は最悪の場合亡くなってしまうこともあります。

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