犬の心タポナーデ

この記事は1分で読めます

心臓と心臓を覆う心膜の間に液体(血液が圧倒的に多い)が溜まり、心臓の働きが悪くなったものを心タンポナーデと言います。

正確にはこれは人の心臓の模式図ですが、犬もほぼ同じです。

原因

心臓の血管肉腫、中皮種などの腫瘍。

拡張型心筋症、三尖弁異形成、心房破裂など

あとは原因不明の突発性と言われるものがある。

症状

元気や食欲がなくなる、胸水や腹水が溜まり呼吸が荒くなる。

診断

診断は心臓の超音波検査を行い、心臓とそれを包む心膜の間に液体が貯留(心嚢水)しているのを確認する。

スポンサーリンク

治療

心タンポナーデで何かしら症状が出ているならまず溜まっている液体を抜く必要(心膜穿刺)があります。

超音波を見ながら18G~14G(針の太さの単位)位までの留置針で慎重に心臓に触れないように液体を抜きます。

文章にすると簡単ですが、実際は犬が動いたり、溜まっている血がドロドロすぎるとうまく抜けません。

心膜穿刺は不整脈や突然心臓が止まったりする危険がるため、注射用のリドカインを準備し、可能であれば心電図を付けて行います。

抜いた液体を検査すると腫瘍性のものであれば細胞が採取でき、心嚢水が溜まった原因が分かることもあります。

原因が腫瘍であれば、それに対する治療をします。

それでも心嚢水が溜まってくる場合は、心膜を切除する手術を行い、心嚢水が溜まらないようにします。

心臓の血管肉腫などで、腫瘍自体の切除が不可能でも心膜切除を行う事によって、かなりの症状の緩和が見られることがあります。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

記事の編集ページから「おすすめ記事」を複数選択してください。