アーカイブ:2017年 1月
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動物病院に水をよく飲み、おしっこが多いと来られる犬の場合、結構な確率でクッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)の可能性があります。 クッシング症候群:下記の2種類に分けらられます。 ①副腎自体に問題はなく、脳に近い部分の下垂体から…
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犬の甲状腺機能低下症の症状診断治療のゴール
01.30
甲状腺機能低下症は名前の通り甲状腺ホルモンの低下が起こる病気です。 甲状腺機能低下症は獣医学の本によく悲しそうな顔になると書いてあるんですよね こんな顔⇩ ⇩ ⇩ ⇩ ⇩ 実際ゴールデンレトリバーなんかはまさにこん…
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ポメラニアンの脱毛(アロペシアX)の診断と治療法
01.28
ポメラニアンで1歳ごろから体の毛が薄くなり、次第に頭と四肢の毛を残して剥げてしまうものをアロペシアⅩ(エックス)と言います。 要は脱毛症(アロペシア)の原因が不明なのでⅩ(エックス)というわけです。 (むかし『遊星からの物体X』…
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犬の軟口蓋過長症の診断治療と獣医師の本音を少し
01.28
軟口蓋とは人でいうといわゆるノドちんこの辺りを指し、それが長すぎて気管の入口を塞ぐような形になったものを軟口蓋過長症といいます。 パグやフレンチブルドッグ等の短頭種が圧倒的に多く、あとはチワワやヨークシャーテリアなどにも見られ…
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アジソン病は副腎という臓器からのホルモン分泌が少なくなって起こる病気です。 副腎はいわゆるステロイドを出すところなのですが、それを出す量が減り症状が出ます。 症状としては食欲がなくなる、元気がない、嘔吐、下痢、痙攣など症…
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飼い始めたばかりの子犬がえずいているという事で病院に連れて来られる場合、たいていそれは咳です。 普通は食欲があり、咳をした後にオエ~っとノドに何か詰まったものを吐き出すしぐさをして、実際白い泡のようなものを吐くこともあります。 …
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血管肉腫の種類と診断,治療法
01.25
血管肉腫は、その名の通り血管系の細胞から発生する悪性度の高いガンです。 摘出した脾臓、卵のように丸いところが血管肉腫 フレンチブル、ゴールデンレトリバー、ミニチュアダックスに多く起こる印象です。 脾臓、心臓、皮膚にできます…
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犬の巨大食道症の診断と治療
01.24
巨大食道症は獣医師として勤務していると1年に10件以下ですが遭遇します。 その名の通り食道が拡がり弛緩しているため 食べ物や水をうまく飲み込めず何度も吐いてしまうという症状がよく見られます。 何も食べなくても白い泡のような…
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犬のリンパ腫の種類と治療
01.24
犬のリンパ腫には大きく分けて3種類あります。 一番多いのが、アゴの両側、わきの下、鼠径部(内股あたり)、膝の裏のリンパ節等全身のリンパ節が腫れて癌化する多中心型。 おなかの中、特に腸のリンパ節や腸自体にできる消化管型。 皮膚に起こる皮…
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犬の椎間板ヘルニアの診断治療、お金の話
01.22
椎間板ヘルニアを獣医師目線でありながら、なるべく分かりやすく説明していきます。 椎間板ヘルニアは圧倒的にダックスフンドに多い病気です。 あとはコーギーやフレンチブルドッグ、トイプードル、チワワ、ビーグルなど様々な犬種で見…
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